今日は筆が進むので旅の話を少し。
旅が好きで、いままで15カ国くらい回り、
好きなフランスや韓国には何度も通いました。
パリとはご縁があって、10代から子供を授かるまで16.7年ほど
プライベートや仕事で年に2度ほど通っていました。
初めてパリに降りたったとき、こんなにしっくりときて、
空気がからだに馴染んで、呼吸が生き返るような街は初めてでした。
堅苦しい型から外れたみたい。
今日たまたまなんでこんなにパリが好きなのか、ということを、改めて話していて、そうかー、と思ったのでした。
パリはスノッブな部分と、カオスな部分があるけれど、
とにかく人間らしい。
個人主義だし、好きなことゆうけれど、
その分わたしもそう居られる。
その根本には、物理的な生活の部分もあるのかも。
夜にはお店も会社も閉まるので、家族や恋人とたくさんおしゃべりしてすごし、
週末はみーんな休んで、自然の中でのんびりし、
日本やその他アジアみたいに24時間コンビニやファーストフードもない。
夜は街頭の光しかないのです。
最近はニューヨーク的なカフェも増えてきているけど、
とにかく昔ながらのカフェやビストロでは、音楽もいらないほどに、
人々は何時間もワインを片手に語り合い、
テーブルを囲み、人と人が熱く交差する。
昔ながらの商店街みたいなところがたくさんある。
パン屋に肉屋、チーズ屋にワイン屋、
マルシェが立ち、街は味のある店主と、手づくりであふれてる。
電車や郵便が遅れても、なんでかわからない。
いつまでかわからない。
スーパーのレジも色んな国の人が居てマイペース。でもみんな焦らない。
人間は機械ではないから。
わたしもそんなタイプだからかもしれない。
デートだからと店を閉められたこともあったなあ。
でもなんだか納得した。
バスに乗ると、ベビーカーはみんなで持ち上げるし、
妊婦さんがいたら、代わりなさい、と言われる。
街だから、文化もアートもお洒落も忘れない。
古きを愛し、美しいものが大好き。
自分も忘れない。
外を見て日本らしさも大好きになったけど、
わたしはそんなパリの人々が愛おしい。
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