2015年11月19日木曜日

南仏の日々

11/19、明日はまるパンユーゲです。
25日はカモラボマーケット、
27日は環の市、
29日はふろしきマーケット、にでます。

33日間のフランスの旅から
無事帰って来ました!
少しずつブログに旅のこと、
綴ってゆきます。




帰国後、5日目にテロが起こってしまい、
あまりにショックで哀しく、
今はどうにか平和への道を辿ることを祈るばかり…

大切な友人達は無事でしたが、哀しみのあった方々もあると思うと
心の傷は癒えません。
18年、Parisに惹かれ、通い続けていたので、
私自身もたくさんの思い出のある、心の故郷のような街。
美しくて、人々が生きている街。

フランスに限らず、みんなが魂の繋がる未来でありますよう…

私たち家族の南フランスのファームステイの旅は、あまりに素晴らしくて、
それを広げることで、フランスへの愛を伝えたいと思います。



最初に滞在したのは南仏のAvignonからTERで20分くらい東に行くとある街
L'isle sur la sorgues 。

Parisから南仏へ向かうと、どんどんと光が変わる。
きらきらと柔らかい黄色い光が射してくる。

そこはビオロジックの野菜を育てているところで、
家の前は草原で青い窓がついていて、
森と畑に囲まれていた。

朝起きてドアを開けると鳥の声と風に揺れる木の音、
霧がかった空気に包まれる。




ひかりさんが大好きになった大きなワンちゃん、ケプト。
ケプトが森の案内してくれる。




鶏もいるよ、お野菜のコンポストがご飯で、
卵を産んでくれる。
手に取ると温かい。
ひかりさんがも、今もコッコッさん!とよく話す。

 


私達は一棟のゲストハウスを貸してもらっていました。
パリで見つけたワンちゃんといつも一緒。



お父さんの仕事をずっと見られるのも
なんだか良かったなあ。
みんなでカラダを動かす仕事は気持ちよい。


栗の甘いソースにつけたローストポーク。


広い広いキャベツとレタス畑。


ホストさんは数人のスペシャリストで自然食品屋さんをしていて
お店の朝には収穫して届けます。
たくさんの秋のお野菜を植えました。




食べるものはほとんどビオのもの、
日本食へも興味深くて、
私達も海苔巻きとお味噌汁を作ったり
友人達ともテーブルを何度も囲みました。

フランス人のご飯はみんなで囲んで、たくさん話しながらゆっくりでてくる。
サラダ、スープ、メイン、
最後に何種類ものチーズ、
土日はデザートも食べます!
ガレットも美味しかったな。
お肉も近くで採れたものを少し。

お昼には軽くワインやビールも飲むけど、たしなむ感じなのも意外でした。

お昼休みも二時間あって、ご飯のあとは少しお昼寝。


ホストの方はシングルマザーなのだけど、
本当にきらきらとしていて、
愛に溢れていて、にこやか、どんなときも
穏やかなのだけど、強くて逞しくてかっこいい。

畑で力強く働く姿も、
ごはんを一生懸命作る姿も、
わたしには母としての像がかっこよく見えた。


私の部屋からの眺め。


晴れた日は外でランチ。


夏の終わりのトマトは
ピューレになる。


薪集めも手伝ったよ!


ここではひかりさんがいい顔して走り回った。
本当にのびのびと、
毎日葉っぱや木の実を拾い、

犬を追いかけ、大きな空に鳥を見つけ、
土にはかたつむりやてんとう虫に夢中になり、

ただただ自然を味わあえ重なる豊かな時間。

ひとの暮らしはそれだけで
心が十分なんだ。

そこには混沌や煩悩がない。

こんな風に寝ても覚めても
じっくりゆっくり自然の中で過ごしたのは
いつぶりだろう。

自然の光と、風と、緑の景色は
家族みんなの心を鎮め、
私達に幸福の気持ちをくれた。

心からの幸福を。
それを知る時間でした。




家の窓を全部外してヤスリをかけて、
ペンキも塗り替え。
暮らす家も自分で手をかけます。

休みの日には近くのフランスの美しい村々、
リュベロン地方へ連れてってくれました。

その風景はまた今度。
そのあと二軒目のファームへも。





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